台風でカーポートの屋根が飛んだ…それ、火災保険の保証金で修理出来るかも?

日本って、お得になる仕組みはあるけど、知られてない事って多すぎませんか?

税金の話にしろ、手当の話にしろそうなんですが…台風や大雨・大雪などの自然災害によって家屋が破損・倒壊した際、火災保険金がおりるってご存知ですか?

・台風でカーポートの屋根が飛ばされた

・雪の重みでカーポートが歪んだ

・大雪の影響で家の雨どいが歪んでズレた

多くの場合、こんな時には火災保険金がおりて、そのお金で修理ができるんだ

実際、私もこの業界で働き始めて初めて知ったんですが…保険に入っているのに、保証内だと知らなかっただけで、保険金を貰いそびれる上、全額実費で修理をするなんて、知らなかっただけでめちゃくちゃ損ですよね。

今は大丈夫でも、将来、台風などの被害にあわないとは限りません。その時のために、火災保険を使った修理のことをまとめてみました。

火災保険を使ってカーポートの屋根は修理出来る

火災保険って、家が火事にあった時のためだけの保険だと思ってる方って多いのではないでしょうか?

実は私も昔から、「火災保険って、カバーできるところが凄く限られてるけど、火事にならないとは言い切れないので、念のために入っとく…」みたいな存在だと思ってました。

しかし、実際のところ約9割の火災保険は、火事以外にも台風・大雨・雪・雹などの自然災害による家屋の破損・倒壊などの被害にも適用できるんです。

家屋というと家の屋根や壁などを想像しがちですが、庭の門や垣根、カーポート、物置なども、火災保険の対象内になっています。

その為、台風や大雨・大雪などの自然災害の影響で、ご自宅のカーポートが破損・倒壊などした場合、火災保険の保証内に入っているため、保険金が降りるんです!

なぜこんな事があまり知られていないのか?それは、保険会社が修理費用を支払う側の立場だからでしょう。費用を支払う側の保険会社が、わざわざ「保証内なのでお金出しますよ」なんて教えてくることはそうそうないですよね。だって、出来ればお金払いたくないですから。

保証を使うのは保険加入者側の権利です。しかし、自然災害による家屋の損害は、火災保険に入っていれば必ず保証されるわけではなく、ご加入の契約内容によっては自然災害による保証がない場合がありますので、一度ご自身の火災保険の補償内容を確認してみましょう。

火災保険の補償内容を確認しよう

自然災害に対して保証があるかどうかは、風災・雹災・雪災保証がカギになってきます。

画像でいう②ですね。この保証は、「台風などの突風による風災や、大雪による積雪・突然の雹による雪災などが原因による被災」を保証してくれるものになります。

最近では保険も自由度があがり、自分で好きな保証を組み合わせて作る火災保険も出てきました。

火災保険の風災・雹災・雪災は基本セットで入っていますが、そうではない保険内容を選んでいる場合は、自然災害に対する補償はされないので注意しましょう。

自分の火災保険の内容は、保険証券を確認すると記載されているよ!

火災保険は、何度使っても保険料は上がらない

ちなみに火災保険は、一度保険を使ったからといって保険料が上がることはありません。

自動車保険は一度使うと支払う保険料が上がったり、等級が下がったりしますが、火災保険は全く別物です。使っても損することはありませんので、火災保険を使うことにためらわなくても大丈夫ですよ。

いざという時の為にせっかくお金を払って加入している保険ですから、必要な時にはしっかり使いましょう。

ここまでの小まとめ

icon-check 火災保険は火事だけを保証するものではない
icon-check 場合により、自然災害による被害に対して保証金がおりる
icon-check 家屋といっても家だけではなく、カーポートや物置なども補償範囲内
icon-check 自然災害による被害の補償は「風災・雹災・雪災」保証が適用される
icon-check 契約内容によっては自然災害による被害が補償されない
icon-check 保証内容は保険証券に記載されている
icon-check 火災保険を使っても保険料が上がることはない

火災保険を使った修理の流れ

では、実際に台風で飛ばされてしまったカーポートの屋根を火災保険金を使って修理を行う場合、どういう流れをとればいいのでしょうか?

  1. 保険会社や保険代理店に連絡をして、被災内容を伝える(自分)
  2. 申請に必要な書類を送ってもらう(保険会社)
  3. リフォーム会社等に見積もりを依頼する(自分)
  4. 被災個所の修理見積書と写真をもらう(リフォーム会社)
  5. 必要書類を揃え、保険会社に送付(自分)
  6. 保険会社が被害状況を検査しに来る(保険会社)
  7. 保険金が確定され、入金される(保険会社)

おおまかな流れはこのようになっています。

自分でやるのは、保険会社への連絡、見積書と写真の依頼、必要書類への記載くらいでしょうか。実際に今自然災害による被害を受けている方は、まず保険会社に連絡することから始めましょう!

良いリフォーム会社を見つけるには

リフォーム会社に被害箇所の見積もりと写真を依頼する場合、どこに頼んだらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか?

実際のところ、火災保険の申請に適した見積書を作り慣れていない会社や、見積もり=契約だと迫ってくる会社、工事着工後に「実はお金が足りません」と保証金意外に追加費用を迫ってくる会社など、結構ある話です。

では、トラブルに巻き込まれないために、良いリフォーム会社を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか。

見積もりは必ず複数社からとって、内容や相場を確認する

リフォームをする際に必ずやって頂きたいのは、複数社から見積もりをとることです。火災保険を使用したい場合も、必ず複数社から見積もりをとって下さい。

1社だけだと、見積もり内容が不明瞭でも疑問を持ち難い

見積もりを複数社からとることで「この会社は他社の見積もりの明細と比べて、ずいぶんざっくりとしか書かれてないなぁ、この会社大丈夫なのか?」「こっちの会社ではこの工事が必要と言っていたけど、こっちの会社の明細にはない、本当に必要なのか?」など、比較することで明瞭になってくる部分が多いです。

また、価格の差以外にも、提案の理由や、施工の手順の説明、施工後のアフターフォローについてなど、しっかり説明してくれる会社と、そうでない会社などを比較することができます。

保証期間や保証内容は会社により様々

また、価格も違ければ、保証期間や内容にも差があります。保証期間や内容などをあやふやに説明する会社や、説明そのものをしたがらない会社には注意して下さい。

担当の営業マンの質や、会社の色なども、見積もりを複数社からとることで比較できます。話を聞いていて「ここはないな」と思ったら断ればいいだけです。

ハッキリ断ってあげないと、営業マンも電話をかけ続けなければならないんだ

後悔しない、良い施工をするためにも、複数社から見積もりを取ることは絶対条件だと考えて下さい。

保証が適用されないケース

いくら火災保険に自然災害による保証がついていても、保証が適用されないケースがあります。

代表的な例としてあげられるものは下記になります。

icon-check 自然災害による被害ではなく、経年劣化による損傷の場合
icon-check 故意的な破損・損傷が確認された場合
icon-check 設置当初からの不具合
icon-check 被害にあった時から3年以上経過している場合
icon-check 修理費が20万円以下の場合

保険会社によって内容が異なるため、一概には言えませんが、経年劣化・故意的な破損の場合はほぼ全ての保険会社が補償外としています。

前提として、保険会社は出来ればお金を払いたくありません。そのため、申請後の調査はかなりしっかり行います。

専門の担当者や業者が調査に来るので、申請された被害箇所が本当に自然災害によるものなのか?経年劣化によるものなのか?故意に破損されたものなのか?を、かなりきっちり調べていきます。

調査に来る人は資格を持った方です。お金を多く貰いたいからと故意に破損させたり、経年劣化による破損を自然災害のせいだと言っても、多くの場合は通りませんので、ちゃんと事実を伝えましょう。

降りた保険金の使い道は自由

意外と知られていませんが、カーポートの屋根の修理のために降りた保証金は、カーポートの修理以外に使ってもなんら問題はありません。(ただこれも保険会社の内容によりますが)

カーポート修理のために保証金が降りたけど、カーポートを作り変えるための資金の足しにしてもいいんです。

カーポートの撤去費用にしてもいいんです。

カーポートを修理せず、そのまま貯金にしてしまってもいいんです。

なぜなら、保険会社から支払われた保証金をどのように使うのかは契約者の自由だからです。

火災保険の申請用としてお店に見積もりを希望される方は、カーポートの場合は見た目に直結するのでそのまま修理する方が多いですが、積雪の影響で屋根の雨どいが一部曲がった、瓦の一部が少し浮いた、という場合は修理しない方ももちろんいらっしゃいますよ。

ここまでの小まとめ

icon-check 火災保険を使って修理する場合は保険会社に連絡
icon-check 見積もりと被災写真はリフォーム会社に依頼
icon-check その際、必ず複数見積もりをとること
icon-check 保証が適用されないケースもあり
icon-check 適用されない場合の多くは「経年劣化」と「故意的な破損」
icon-check 降りた保証金の使い道は契約者の自由

まとめ

カーポート以外にも、屋根の修理や、雨どいの修理なども、火災保険で賄う事が出来るので、知っていればいつか役立つ日が来るかもしれません。

これを機に火災保険の見直しをしてみるのもいいかもしれませんね。同じ保証内容で保険料がお安くなることはザラにあります。携帯料金の見直しのようなものです。

今後も、知っているだけで得するような情報を発信できればいいな~と思います。